ビジネスモデル

「裏の流れをつくり
循環型社会を完成させる

資源をもとに、商品をつくり、消費する。
社会活動のほとんどは、いわば、この「表」側で行われています。
結果、3億8121万トンという大量の産業廃棄物が、
たった1年で生み出されている現実。
このままいくと、2030年には、地球2つ分の資源が必要だと言われています。
次の世代のためにも、一日でも早く、循環型社会を実現しなければ。
そこで私たちは「裏」側をつくることにしました。
ゴミから資源へ。
マイナスからプラスへ。
誰もやらない仕事は、誰かがやらなければいけない仕事。
まずは私たちがロールモデルとして、技術開発や仕組みづくりにトライ。
うまくいったら、そのノウハウを広めていきます。

※ 産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成23年度実績/環境省による発表)

ロールモデルをつくる

ゴミを資源にする、リサイクル技術。

廃材や廃品は、燃やしたり水に流したり、雑木林に捨てればいい。不用品や産業廃棄物は、廃棄物処理業者に頼めば、どこかに持っていってくれる。なんでもぱっぱと捨てる時代から、資源化の時代へ。私たちが扱う産業廃棄物は、もともとは住まいや建物だったもの。捨てればゴミですが、使えば資源です。そこで業界に先駆けて焼却炉は廃止。リサイクル工場をつくりました。おかげさまで現在、減量化・再資源化率95%を達成。木材やコンクリートなら100%再生です。

ロールモデルをつくる

太陽と雨が、工場を動かしている。

循環型社会をめざすための工場ですから、施設自体にも工夫をこらしています。たとえば、重機はCO2を出さない電動式。明かりは、電気を極力使用せずに採光でまかなっており、太陽光発電も活用しています。工場で使用する水は、雨水を100%再利用。遮熱塗装や屋上緑化も取り入れています。また、業界ではじめて、すべての作業を屋内に閉じ込めました。チリひとつ外には出さないように意識して、地域のみなさま、自然環境にやさしい施設を目指しています。

ロールモデルをつくる

ゴミの山を、ホタルの住む森へ。

この地で生まれた会社ですから、この地にもっと貢献したい。ゴミが不法投棄され、荒れていた森を生き返らせたい。そんな想いで、施設を取り囲む「くぬぎの森」を管理しています(管理敷地面積約161,000m²の約87%相当)。まずは地道なゴミ拾いをつづけるとともに、花木園を造園。教育・研究機関やNGO/NPOなどと連携して、生態系も調査。どうしたら自然が生き返るか、研究しつづけた結果、いまでは少しずつかつての生物が戻ってきており、四季を楽しめる場所として地域の憩いの場になっています。2012年には、JHEP認証で国内最高ランク ”AAA” を取得。雨水を再利用した池ではホタルが育ち、「産業廃棄物処理施設は自然とひとつになれる」ことを確信させてくれました。

ロールモデルを広める

未来のヒントは、里山でした。

これからの社会を担う、子どもたちへの教育も大切にしたい。そのためにつくったのが、里山エコパーク「三富今昔村」。家族みんなで遊べて、食べて、学べる、環境のテーマパークです。広大な森の中では、さまざまな生物や四季を楽しむことができます。自然との共生を理解する「くぬぎの森環境塾」は、埼玉県知事より「体験の機会の場」第一号に認定。「おもてなし経営企業」にも選ばれました。その他、体験農園を実施しているほか、民俗館「三富今昔語りべ館」では江戸時代の生活の知恵を学ぶことができ、循環型社会についての理解を深めることができます。

ロールモデルを広める

世界10カ国の大使が、メモをとっていく。

先日、中南米10カ国の大使やアメリカの学生たちが見学にいらっしゃいました。私たちの取り組みをどんどん発信していくこと。そうして理解者を、ひとりまたひとりと増やしていくこと。それがきっかけとなって、それぞれの国が国策として取り組んでいく、という動きにつながれば、世界を動かすムーブメントになれる。大切なのは、環境や産業廃棄物に関するマインド教育だと思います。現在、年間見学者数は8000人ほど。日本においては多数の同業他社が弊社をロールモデルとして、自社の施設づくりに活かしはじめています。いくつものメディアが取り上げてくれるようになり、そのメディアを目にした行政が、私たちの声に耳を傾けてくれるようになっています。

トップメッセージ

キレイごとでは
地球はキレイにならない

1960年代。
高度経済成長の波にのって、日本はどんどん豊かになっていきました。
しかし、その影では同じようなスピードで
廃棄物がどんどん生まれていきました。
処理が追いつかず、不適切な処理や不法投棄をする業者もいました。
資源の少ないこの国で、平然と捨てている事実。
このままではダメになる、という想いが創業のきっかけです。

しかし、現実は甘くありません。
暗躍する業者は後をたたず、業界のイメージは下がりつづけました。
悪循環を止めなければいけない。
そう思っていた矢先、事件は起きました。
1999年。所沢ダイオキシン騒動。
このエリアで高濃度のダイオキシンが検出されたと、あるニュース番組が報道。
のちに誤報であることが判明したものの、
私たちは大きな風評被害を受けました。
「出ていけ」という住民の声は日に日に強まり、署名運動も起きていました。
みんなのために、みんながつくったゴミを処理しているだけなのに、
どうしてこんなに叩かれなければいけないのか。
この業界の価値をどうしたら理解してもらえるのか。

マイナスのスパイラルを、プラスのスパイラルに変えていく。
そのためにはまず、自社を変えること。
それもちょっとやそっとではなく、革新的なロールモデルになるくらい、
大きく変える必要がある。
「あの会社は、ほんとうに産業廃棄物処理の会社?」と言われるくらいの事実を
積み重ねていこう、と思いました。
その結果が、現在の石坂産業です。

いま、トラックに山積みされているのは、環境の問題です。
大切なのは、くさいものにフタをしないこと。
見ないフリをしないこと。
キレイごとなんかじゃ、地球はキレイにならない、ということ。
誰もやりたがらないことは、誰かがやらなければいけないことです。
産業廃棄物処理は、環境問題の最前線にいる仕事です。
たしかに簡単ではないし、小さな会社にできることは、
たかが知れているかもしれません。
でも、小さな一歩は、やがて、大きな一歩になる。
一緒に考えませんか。
地球のピンチを、チャンスにするために。

代表取締役 石坂典子

INTERVIEW

本音で語ろう!座談会

林 希
営業一課
2012年入社 (3年目)
小林 美菜
営業一課
2012年入社 (3年目)
矢口 瞳
環境推進二課
2011年入社 (4年目)

心に残っている出来事は?

矢口 :くぬぎの森の保全と、見学に来るお客様のご案内が、私の仕事。見学には、毎日違うお客様がいらっしゃいます。もともと人見知りなのではじめは大変でしたが、9回目くらいの時に、お客様からお礼状が届いたんです。「一生懸命案内してくれてありがとう」と。本当にうれしくて、一生懸命やれば感動を与えられる、お客様にも何かしらのインスピレーションを与えられる、と気づきました。

小林 :以前は受付で、いまは営業事務をしています。忙しい営業を先回りでサポートするのも、大切な仕事。何をやったら効率よくまわるか、よく考えるようになりました。多少、仕事が荒いところもあるのですが(笑)。何を言われてもめげない気持ちになりました。受付のときは対面だったお客様とのやりとりも、現在は電話対応がほとんどです。でも、「受付の小林さん?」と言われると、覚えていてくれたんだ!と、うれしくなります。

林 :よく搬入してくれているお客様で、どちらかというと無口でぶっきらぼうな方がいらっしゃるのですが、イベントで大喜びしてくれたのを覚えています。アミューズメントパークのペアチケットが抽選で当たったらしく、すごくうれしそうでした。後日、「チケットはどうされました?」と聞くと、「冥土の土産になったよ」と笑ってくれて。「妻と行こうかな」と楽しそうに話していたのが印象的でした。

大事にしているスタンスを教えてください。

矢口 :臨機応変な対応ですね。お客様は毎日違いますから、期待していることも違います。経営者だったり、地域の高齢者倶楽部だったり、小学校の見学会だったり。それぞれのニーズに細かくお応えすることや、トラブルに対応することが大事です。慣れないうちはパニックの連続だったけど(笑)。ぜんぶ勉強だと思ってから、気持ちが楽になりました。やらなきゃいけない仕事、ではなく、自分のためになる機会。失敗してもくよくよしない。勉強だから次に生かそうと思っています。

小林 :契約書を担当しているので、まずはミスなく、ひとつひとつチェックすること。基本は、二重チェックです。それも、事務的にやるのではなく、愛情をもってかわいがります。契約書によっては、発送まで2、3週間かかるものもあるのですが、入念なチェックを経て旅立っていくと、わが子が旅立っていくような感じがします(笑)。

林 :受付ですから、お客様への気遣いを大切にしています。たとえば、精算機。もしかして使い方がわからないのかな、不安そうだなと感じる方がいたらさりげなくフォローします。目の前のことだけに集中しないで、いつもお客様に目を配るようにしています。昨年の7月には、受付スタッフ全員でホスピタリティコーディネーターの資格をとりました。サービスとホスピタリティの違いは何かを意識して、どんな小さな業務も感動を与えられるようにがんばりたいと思います。

どんなときにやりがいを感じますか。

矢口 :森の保全は、5年、10年という単位で育てていくものなので、やりがいも大きいです。でも自然が相手ですから、ときには悲しいこともあります。実は、日本ミツバチを2年間育ててうまくいっていたのですが、昨年外来のダニが流行って全滅してしまいました。このあたりの樹木や花、果樹園から蜜を集めて、天然の百花蜜をつくってくれていたハチたちです。見ただけで、うちのハチだとわかるくらいでしたから、本当につらかった。次はこの失敗を繰り返さないようにして、見学に来てくれた方々に、自然との共生のひとつですよ、とお伝えしていきたいです。

小林 :何十年も通ってくれているお客様がたくさんいます。社長が受付を担当していたころから来ている方もいて、「あの社長、昔から知っているよ」と昔話をしてくれるんです。お客様を近くに感じられる仕事なので、それが楽しいですね。たまに受付に行くときにはお客様に元気に挨拶をして、これからも来ていただけるようにつながりを持っていたいと思います。

林 :毎日150くらい、マニフェストの処理をしながら、お客様の対応をしています。お客様が楽しそうに帰っていくのを見るのが、モチベーションです。「みんなの顔を見ると落ち着くよ。元気になるよ」と言われると、やっぱりうれしい。むしろその顔を見て、私たちが元気になっています。ひさしぶりのお客様を見るのもうれしいです。

※マニフェスト:この廃棄物はどこの会社が依頼して、どこの会社が運搬してきたのか、という流れが一枚でわかる証明書。不法投棄を防止するために出来た書類。

生み出す職場

はじめています
逆転ビジネス提案制度

社内のちょっとしたことから、ビジネスモデルづくりまで。
「こんなことが必要じゃないか」という提案は、どんどん受け入れる風土があります。
自分で発案して、自分で動かす。
経営陣と距離が近いからこそ、柔軟に仕事の領域を広げることができます。
トップ直通の「逆転ビジネス提案制度」もそのひとつ。
地球のピンチを、チャンスに変えていく。
常識にとらわれない発想をお待ちしています。

ビジネスだけでなく、
こんな事例もあります

  • 工場での雨水利用
    工場を出入りするお客様やトラック。チリやホコリがついたまま外に出ないように、雨水を利用して洗い流す仕組みが、社員の声から生まれました。
  • おもてなし経営
    周囲の森から、旬の花を摘んで生ける。ヒーリング効果のある音楽を流す。そういうちょっとした気遣いを意識して、行動。おかげさまでおもてなし経営企業に選定されました。
  • お掃除を大事に
    きれいなオフィスだと、いらっしゃる皆様が気持ちいい。一人ひとりが自分の家のようにお掃除を大事にしています。
    (掃除大賞/文部科学大臣賞を受賞)
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